検診車内部の様子
e-検査ナビを導入する前、聴覚障害者の方々や外国人の方々の検査は、どのようにされていましたか?
聴覚障害者の方々や、外国人の方々は「看板ペーパー」を前もって準備しておき、実際撮影する際に1ショット事に技師が撮影室内に入り、受診者様にそれを見せて、操作室に戻り撮影をするの繰り返しでした。受診者様に息を止めている時間が長くならないように速やかに撮影する事が一番の苦労でした。
『e-検査ナビ』の導入を決めた最後の決め手は何でしたか?
病気の予防は定期的な健康診断の実施が一番の近道だと思います。胃部X線検査に関しても、聴覚障害者の方々や外国人の方々も健常者と同じく検査の質を保ち、優しく安心安全に検査が出来ないかという思いがありました。e-検査ナビの存在を知り、それらが可能になると思い導入を決めました。
「導入して良かった!」e-検査ナビが無かったら困っていた事や一番気に入っている点は何ですか?
聴覚障害者の方や外国人の方はもちろんですが、ご年配の方や検査が初めての方にも検査の質を落とさず、すみやかに安心安全に検査ができるようになった点です。実際使用する放射線技師も私一人ではなく多数の技師が使用します。使用する技師誰もがそんなにトレーニングを積まなくてもすんなり使用できる使い勝手の良さも気に入ってる点です。
もし他の施設に『e-検査ナビ』を勧めるとしたら何と言って勧めて下さいますか?
聴覚障害者や外国人の方だけ使用するには中々導入しようとは思わないと思います。先にも述べましたが、聴覚障害者や外国人の方以外にも、ご年配の方や、検査が初めての方、検査に対して緊張や不安のある方、日本でも人口の5~8パーセントはいるといわれているディスレクシアの方、それらすべての方に質の高いサービスと検査を提供できると思います。
貴施設の受診者の方々や貴施設での胃部X線検査の受診を検討している方々へお伝えしたいことは何ですか
がん検診の大前提は救命可能ながんを発見し社会に貢献する事にあると思います。昨今、胃部X線検査も救命可能ながん(早期がん)をターゲットに検査を行っています。昔に比べてバリウムを飲む量も少なくなっています。当健康管理センターでの胃部X線検査は最新鋭の装置を使用し、検査に特化した専門技師が撮影します。もちろん接遇や検査室内の環境衛生も大事に考えていますので安心して受診してください。
戸田中央 総合健康管理センター
放射線科 係長 久家 賢一 氏
e-検査ナビが設置されている検診車
検診車内部の様子
操作卓の様子